きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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「富士山~合目」の合目とは?

私は富士山に登ったことがないのだが、TV番組やニュース等から「5合目からスタートして・・・」という『~合目』という単語を(当たり前のように)知っている。

ただ、5合目~8合目までは聞くけど、1合目~4合目は聞かない(9合目・10合目も)。そもそも『合目』というのは、どういう意味なのだろう。山の高さ(標高)の10等分?それとも、道のりの10等分?それに「合」というのは、お米などを量るときの単位だけど、何故、登山に容量の単位が???・・・。調べてみた。

「富士山登山のコース」というコチラのサイトによると、各コースにより(スタート地点としている)5合目の標高が異なる。つまり、山の高さの10等分ではないわけだ。

        登り距離  登山時間  5合目標高
 河口湖口   7.5 km  約6時間  2,305m
 須 走 口   7.8 km 約5時間40分 1,970m
 御殿場口  11.0 km  約7時間  1,440m
 富士宮口   5.0 km  約5時間  2,380m


また、5合目までは徒歩以外の交通機関を使い、5合目からスタートするケースが多いのだろう。だから4合目までは、あまり聞かないわけだ。

次に「吉田口からの富士登山の各合目と標高・時間」が記されていたこちらのサイトによると、各合目間の標高はバラバラ、かかる時間もバラバラ、標高10mあたりの登山時間も計算してみたがバラバラだ。何らかの道のりの10等分でもないようだ。

       標 高   標高差  登山時間  分/標高10m
 出発地   760m   -      -      -
 1合目  1,520m  760m    :      :
 2合目  1,720m  200m    :      :
 3合目  1,840m  120m 3時間55分  2.17分
 4合目  2,010m  170m    :      :
 5合目  2,305m  295m   60分    1.29分
 6合目  2,390m   85m   45分    5.29分
 7合目  2,700m  310m   60分    1.93分
 8合目  3,020m  320m 1時間40分  3.12分
 頂 上  3,720m  700m 2時間40分  2.28分


『~合目』は、古くから使われているようだが、誰がいつ決めたのか、何を根拠としたものなのだろう。富士山本宮浅間神社社務所による大著『富士の研究』には、5つの説が紹介されている。また、他にも2説あるという。簡単にまとめてみると、

 1. 富士山は米を地上にあけたときの形と似ているので、桝目を用いて一里を一合とした。
 2. 梵語の『劫』が『合』に変化した。
  (富士登山の苦しさ=人生の苦難にみたて、その難しさを劫数⇒合目で表した。)
 3. 富士山の祭神は女神なので、生命誕生の胎生十ヶ月を十合に分けた。
 4. 山頂のことを御鉢といい、仏教用語でもお供えする米を御鉢料と言うところから、
   米にたとえて『合』で区分した。
 5. 洪水の水量のたとえ『何合何勺』にあてはめた。
 *. 夜道の提灯に使う油が1合分なくなったところ。
 *. 道標にまく米が1合分なくなったところ。


このように諸説はあるのだが、真相は不明である。
ただ、どの登山コースでも、1合目~の道のりが長く、徐々に合目の間隔が短くなってゆくので、登山時の難度は考慮されていると思われる。
結局、何もハッキリしていないが、今となっては登山時の(行程やトイレ?などの)目安になっていることは間違いないわけで、それで十分・・・ですね。
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| 生物・自然・環境・地理 | 20:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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