きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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ヤマオダマキ ~花弁の距が伸びて曲がる

これは、GW帰省時の山散歩ではなく、実家の一画で見ました。初めて見る変わった形の花に驚き、後で母親に聞くと「植えてみた」とのこと・・・。〈散歩日:5月4日〉

ヤマオダマキ(山苧環)は、キンポウゲ科オダマキ属の多年草。北海道~九州に分布し、山地の道ばたの草地や林縁に生育します。草丈は30~70センチ。

〔Webで確認した特徴〕
・根出葉の2回3出複葉、茎は2~3枝別れして全体に紫褐色を帯びる
小葉は扇形で、先が2~3中裂し、各裂片はさらに2~3浅裂する。小葉柄は、根元に近いもので長さ15~25センチ、上部の小葉柄ほど短い
・花期は6~7月。葉より長く花茎を伸ばして、茎頂に径3センチほどの花を下向きにつける。蕚片は紫褐色の花弁状で5枚。花弁も5枚で淡黄色、基部は後ろに長く伸びて紫褐色の距になり、内側に曲がる

1.初めて見る者にとっては、何コレ!の花姿です。葉のまとまりから花茎が長く伸び、妖しい色(失礼)と変わった形の花だと思いました
きれぎれの風彩 「ヤマオダマキ」1-1


2~3.花の後ろに距が伸び、さらに曲がります。蕾の時は距も小さいです
距の先端が巻きこむ型は、オオヤマオダマキと呼ぶこともあるそうで、本種はその移行型かもしれません。花期は6月というのに、ここのは早いです。
4.蕚片は花弁のように開き、淡黄色の花弁は円筒形にまとまって付きます
5.3出複葉の小葉です。上記の説明の通り、中裂~浅裂で、先は円いです
「2」「3」「4」「5」
「ヤマオダマキ ~花弁の距が伸びて曲がる」


萼片と花弁が落ちると、離生した雌しべが下向きから上向きに変わり、成熟して果実となるそうです。果実は直立します。3の画の手前に若い果実が見えます。

名前のオダマキ(苧環)は、昔、苧(カラムシ)や麻などの繊維を中心を空洞にして巻いた糸玉の状態に似ており、山に生えることから付けられたようです。
日本には他に、高山植物であるミヤマオダマキもあります。

また、一般的にオダマキという名前は、ミヤマオダマキの園芸種を指すようです。園芸種の方が元祖感のあるような名前になっているのには違和感があります。

(初めて確認した種を先に取り上げています。次回は山散歩の様子を予定しています)
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| 樹木・草花アレコレ | 23:31 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

オダマキ

紫のお花は珍しいです。
群落して良く咲いていますね。
離生した雌しべが面白く感じます。
植物の自然の法則でしょうか?

| ころん | 2016/05/20 20:55 | URL |

さきましたねぇ。

おはようございます。

こちらの山野でも見られます。
今年はまだ見ていませんが、
これから機会を見て探したい
ものです。佐渡では結構見ら
れたのですが、こちらでは自
生を確認できる場所が限られ
ていますから。

野で見るオダマキはいいですよ。


| 地理佐渡.. | 2016/05/21 07:22 | URL | ≫ EDIT

ころんさん こんばんは

初めて見るので、なかなかキテレツな花姿と思いました。
上向きになって果実になる、植物のメカニズムは不思議なものですね。

| 山ぼうし | 2016/05/24 18:37 | URL |

地理佐渡さん こんばんは

本種の名前が分からなかったのですが、南魚沼市の「野の花館」で売っていたカレンダーに載っていたので助かりました。
山野で見たら、イメージが違うでしょうね。自生地が少ないのであればよけい貴重ですね。

| 山ぼうし | 2016/05/24 18:37 | URL |















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