マユミ ~小さな花とハエ(蝿)
マユミ(檀、真弓、檀弓)は、ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木(小高木)です。
秋に熟す果実および赤い種子は目立ちますが、花はあまり目立ちません。
その目立たない花ですが、タイミングが良かったのか花序にはたくさんの花が付いている様子が見られました。園路に落ちている白い花弁も多かったです。

集散花序をだし、白色(緑白色)の小さな花を数個つけます。花の径は約1センチ、花弁は4枚で雄しべは4本。ここのは(↓画は)、雌しべが短く、雄しべが長い雄花タイプのようです。

さて、驚いたのは、ブンブン飛びまわるハエ(及びアブ?)の多さです。ほぼ日陰になるところでは、それほど感じない程度の数でしたが、

日当たりの良い所にある花は、ピークを過ぎているにもかかわらず、多くのハエの類が飛んでいました。葉の上で休んでいるのもいます。
(たくさん飛んでいたのですが、そのような画を紹介できず残念)

何故マユミの花にハエが多いのか調べてみると、「マユミは花盤を持つ虫媒花で、ハエやアブの仲間が蜜を吸いやすい形態を持つ。」との記載がありました。なるほど~と言いたいところですが「花盤」が分かりません。さらに調べたところによると、
花柄の先で、花を支える部分を花托(かたく)といい、花盤(かばん)は、花托の一部が大きくなって突き出したものを指すそうです。・・・花の中心が盛り上がっている部分だと思います。この形態だとチョウのようにストロー状の口がなくとも、吸密ができる・・・というふうに解釈しました。
人には人気がないマユミの花ですが、ハエには大人気でした。
| 落葉低木 | 23:59 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑
虫を集める花
おはようございます。
蝶を集めるのかと思いましたが、
ハエやアブですか。面白いものです。
いずれにせよ、どのような昆虫を
使うにせよ、結果が同じでしたら
良いのですものね。
さて、地理佐渡は記事更新再開し
ました。
| 地理佐渡.. | 2016/05/31 06:42 | URL | ≫ EDIT