ウツボグサ ~紫色の唇形花と花穂
ウツボグサ(靫草)は、シソ科ウツボグサ属の多年草で、日本各地の日当たりのよい山野の草地や道ばたに生えます。(見たところは樹の日陰になる所でした)
〔Webで確認した特徴〕
・草丈は10~30センチほど。茎の断面は四角形
・葉は対生し、長楕円状披針形で長さ2~5センチ。茎や葉には白い毛が密生する
・茎の先に長さ3~8センチの花穂がでて、紫色の唇形花をつける
・真夏に花穂のみが褐色に変わり、枯れたようになる
1.涼しげな花の様子です。唇形花(シンケイカ)は、花冠の上唇が帽子のような形で、下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は縁が細かく切れ込んでいます

2.花が終わった後の様子です。この後、結実するために花穂の部分だけが枯れ色に変わります(その経過も見たいものです)

3~4.生えている様子です。花が終わると地面に接した部分(茎の基部)から匐枝を出して拡がるそうです


名前は、円筒形の花穂が弓矢を入れて持ち歩く「靫(うつぼ)」という道具に似ていることに由来します。
また、真夏に花穂のみが枯れたように褐色に変わることから「夏枯草(カゴソウ)」という名前も付けられています。
| 草本(草花・野草) | 23:59 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
こんにちは
ウツボグサを撮られましたね。果穂はまだしっかりと緑色ですね。このあとしばらくするとこげ茶色になりますから、是非それもご覧下さい。
| 多摩NTの住人 | 2016/07/13 07:51 | URL | ≫ EDIT