コナギ ~小柄な青紫色の花
コナギ(小水葱)は、ミズアオイ科ミズアオイ属の一年草で水田雑草(抽水~湿生植物)です。日本国内のほぼ全域で見られます。花期は8~10月。
〔Webで確認した特徴〕
・茎は根元で数本に枝分かれし、小柄なものは地表をわずかに這い、大柄なものはやや斜めに立ち上がる。地下茎は持たない。草丈は10~40センチ
・葉の形は変異が多く、生長によっても変わる。倒披針形、卵形、卵唇形など様々
・葉柄の基部に短い房状の花序をだす。花被片は6枚で青紫色。径約2センチ
・花後、花穂は萎れ下向きになる。果実は熟すと裂け、種子は水面に散布される
夏の間、様々な湿性植物が繁っていた湿地は、夏の花が除かれスッキリしていました。その中で、コナギの花が咲き始めていましたが、少し遠かったです。
1~2.10月2日:ミズアオイに比べるととても小型です(4分の1程度)。花序は、葉柄の中ほどから出ているように見えます
3~5.10月10日:開花していました。キレイで可愛い花です。この時見た葉の色は少し薄いようです。本来は鮮やかな緑色で柔らかな感じの葉です
|
6.水面に映るのも水辺の花のメリットでしょうか。できれば、近くで、日の当たるところで見たかったです。(今回は全てズームの画)

コナギの種子は「休眠性」があるので、一度寒気に晒さないと発芽しないようです。
冬の間に散種された種子は5月ごろに発芽しますが、発生量が多く、しかも養分収奪力が大きい強害草です。とはいえ、近年は生育環境の変化や農薬によって所謂「水田雑草」は全般的に減少しているとのこと。
名前は、同じ科のミズアオイの古名をナギと呼び、ナギより小型なことからコナギの名になったようです。
| 草本(草花・野草) | 23:09 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑
みたことありそうな
おはようございます。
記憶が曖昧です。見たことありそうで、もしかして
地理佐渡でも紹介しているかなぁ。いや待てよ、
似たものを撮影していただけじゃないか。コナギ。
水辺の植物は撮影が面倒ですからねぇ。
ですが、こうして水辺の植物専門にしましても場所が
よいと結構ありますよね。
あとで自分のサイトも確認してみます。
| 地理佐渡.. | 2016/10/27 06:35 | URL | ≫ EDIT