アズマシロカネソウ ~うつむく黄緑色の小花
アズマシロカネソウ(東白銀草)は、キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草です。日本海側の秋田県~福井県(鳥取県?)に分布し、山地の沢沿いや湿ったところに自生します。私が見つけた所も、少し水が染み出るような斜面地でした。
〔Webで確認した特徴〕
・花期は4~5月。茎は直立し、草丈は10~25センチ
・茎の上部につく葉は鳥足状複葉(3出複葉?)になり、頂小葉は広菱形~広倒卵形で縁は粗くて円い鋸歯あり。根出葉はほとんどない
・花柄を斜めに伸ばし(2~3センチ)、先に径1センチ前後の花を斜め下向きに咲かす。黄緑色の花弁状の萼片は5個で、萼片の外側が不規則に紫色を帯びる
・果実(袋果)は長さ1センチ弱で、基部で2つが合着する
陽が傾きかけた午後4時半頃でした。
1~3.開いた葉の傘の上に花柄を伸ばし、うつむき加減に花をつけている・・・感じです。花弁状の萼片は全開(平開)しません。萼片の一部が紫色でポイントになっており、群生ではコントラストをなします
4~5.葉は上部にしか付かないので、茎が伸びるとひょろっとした感じに見えます
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6.画は2のトリミングです。(花の内部が確認できる画はこれだけで…)
・萼片の内側に蜜を分泌するよう変化した黄色の花弁が5個あります。雄しべ多数
・隣には若い果実があります。2つの果実で魚の尾のような形をしています

上記の果実のことは調べているうちにそれと判りましたが、実際に見ている時はもちろん、画を見ていた時も、最初は何かの葉かと思いスルーして日記を書いていました。気づいて良かったです。(形は「この仲間独特の鯖の尾形」という記載もあり)
名前は、東日本に多いシロカネソウの仲間という意味でアズマシロカネソウの名がついたといいます。(シロカネソウは花が美しく白っぽい銀色に見えることから「白銀」とあてたそうです)
新潟などの積雪地を「東日本」というのはちょっと違和感がありますけど…。
| 草本(草花・野草) | 22:59 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑
アズマシロカネソウ
二色の花弁?すくっと葉の上に出て・
はじめて拝見しました。珍しいです・
可愛い花です。
| ころん | 2017/05/18 15:34 | URL |