きれぎれの風彩(ふうさい)

庭木や植物、自然やエコを中心に…関心のあること、気になったことを綴っています。

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アカシデ ~雄花序と雌花序

アカシデは2012年に伊奈町の無線山で目に留まり、調べてアカシデと知り当日記にも初めて取り上げました。この時に花序を見ましたが、それは雄花序ということが判り、雌花序は未確認でした。
以降もアカシデの雌花序を見る機会はありませんでしたが、同じ無線山で(同じく桜並木ついでに)6年を経て見ることができました。〈散歩日:3月31日〉

アカシデ(赤四手)は、カバノキ科クマシデ属の落葉高木で、北海道南部から本州、九州まで分布します。特に関東地方の雑木林には多いそうです。
花は葉の展開と同時に咲き、雄花序は枝の途中で尾状に下垂れ、雌花序は雄花序よりも小さく枝先につきます

きれぎれの風彩 「アカシデ 花序」3-1

このアカシデは桜並木の臨時駐車場の近くで、立ち入りできないロープ内にあり、高木ですので枝先をズームで追っていたところ、それらしいものが・・・。
きれぎれの風彩 「アカシデ 花序」3-2

枝先に垂れ下がっている雌花序です。(上の画のトリミング)
きれぎれの風彩 「アカシデ 花序」3-3


〈オマケ〉この後「無線山・KDDIの森」の遊歩道を散歩していたときに、珍しく整った樹形で全体を赤く染めたアカシデがあり、樹形の良さと雄花序の多さに驚きました。
きれぎれの風彩 「アカシデ 花序」3-4

きれぎれの風彩 「アカシデ 花序」3-5

| 落葉高木 | 11:50 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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無線山の桜並木・トラスト地(伊奈町)

11日前のことですが、埼玉県の平地ではソメイヨシノの見頃でした(桜のせいか、実際よりも前のことのように思えます)。今年の桜の花は、安行寒桜、江戸彼岸、上野の夜桜を見ていましたので、最後(?)に大きなソメイヨシノを見ておこう思い、埼玉県伊奈町の(通称)無線山に行ってきました。〈散歩日:3月31日〉

桜並木のある一帯は、その昔に旧国際電電の電波受信所があったことから地元では「無線山」の名前で呼ばれてきました。桜並木は埼玉県立がんセンターから日本薬科大学にかけて200メートルほど続きます。(Webで検索すると「100m」と記されているサイトがありますが、Googleマップで距離を測ると約200mあります。)
きれぎれの風彩「無線山の桜並木・トラスト地」180410-01

樹齢70年以上とされ、1本1本の樹が巨大です(巨樹と言われる範疇だど思います)。樹の高さがあり、枝も横に張り、しかも低い位置の枝も残されていることから桜の山が連なっているように感じます。他で見る桜並木とはスケールが違う・・・と思います。
「2」「3」「4」「5」「6」
「無線山の桜並木・トラスト地(伊奈町)」

朝早めに訪れたので花見客がまだ少なく、しかも天気に恵まれ良かったです。


今回初めて気づきましたが、臨時駐車場付近に看板が建てられており、見ると当地周辺は埼玉県の緑のトラスト保全第13号地「無線山・KDDIの森」になっていました。
きれぎれの風彩「無線山の桜並木・トラスト地」180410-07

きれぎれの風彩「無線山の桜並木・トラスト地」180410-08

緑のトラスト運動は、県民の皆さんから広く寄附を募り、それを資金として土地や建物を取得したり、また寄贈や遺贈を受けたりして、埼玉の優れた自然や貴重な歴史的環境を、県民共有の財産として末永く保全していこうという運動です。〈(公財)さいたま緑のトラスト協会 http://saitama-greenerytrust.com/ 〉

ちなみに、昭和11年(1936年)ベルリンオリンピックでの「前畑ガンバレ」という名台詞もここ無線山で受信されました。その後、国際通信は海底同軸ケーブルや衛星による通信に代わり、昭和62年(1987年)に廃止され、受信所としての役割を終えました・・・と遊歩道の途中にあった「小室受信所時代の遺構」の説明にありました。
きれぎれの風彩「無線山の桜並木・トラスト地」180410-09

まだ整備されて間もないので、目に留まる植物は少なかったのですが、今後楽しみな散歩コースができました。

| 落葉高木 | 21:07 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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北本市『エドヒガン』2018

坂戸市の安行寒桜の桜並木を見に行った翌日、北本市の江戸彼岸もそろそろであろうと北本自然観察公園に行ってきました。〈散歩日:3月25日〉

エドヒガン(江戸彼岸)は、バラ科サクラ属の落葉高木で、オオシマザクラやヤマザクラ、カンヒザクラ、マメザクラ等と並ぶサクラの原種(野生種)の一つです。江戸で彼岸の頃に咲くことから命名されたそうです。

北本市の「エドヒガン」は、樹高29メートル、根回り3.2メートル。樹齢はおよそ200年。市の天然記念物に指定されています。(市のWebより)

1. 木道を歩きながらこの桜が見えてくると、毎回「おー!」となります
2. 樹高が高いので、全体を見ようとすると、どうしても離れた所からになります
3. 昨年見た時よりも花が多く好機だと感じます。樹冠を間近で見たいものです
4. 枝下から見上げると、上の方ではクネクネしながら長い枝を伸ばしています
5. 南斜面の下方から太い幹が斜立ちしています。よく倒れないものと感心します
「1」「2」「3」「4」「5」
「北本市『エドヒガン』2018」


6. 花はソメイヨシノよりやや小振りで淡紅色~白色(蕾は淡紅色)、花弁の形は楕円形。蕚筒の基部が丸く膨れる特徴があります
きれぎれの風彩 「北本エドヒガン」3-6


樹高の高いサクラなので、近くに行くと見上げることになります。花を見に来た皆さんは、カメラを空に見上げて写真を撮っています。でも、とても高い所から落ちてくるような桜をどのように記録したらよいのか、あれこれ試しているようです(私も含め)。


環境省の巨樹データベースでざっと調べたところ、サクラの仲間で樹高が30メートルを超えるのは25本ほどでした(内35メートル超は5本)。抜け漏れはあるかもしれませんが、ここのエドヒガンが樹高29メートルだとすると、かなり高い方だということになりそうです。

ちなみに、北本自然観察公園の西側には、ソメイヨシノの並木があります。ぐるっと回って見てきましたが、同日はまだほとんど咲いていませんでした。
きれぎれの風彩 「北本の桜堤」


| 落葉高木 | 18:47 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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安行寒桜の桜並木(坂戸市北浅羽)

週末は東京でソメイヨシノが満開になりそうと報じられていた23日(金)の夜、埼玉県では少し遅れますので、どこに行こうかと、桜は見たいけど沢山の人出は見たくないので穴場狙いでWeb検索をしていました。そして、目にとまったのが坂戸市北浅羽桜堤公園の「安行寒桜」の桜並木です。
さらに調べてみると、当所では3月17日にほぼ満開になったと報じる地方版のニュースがあり、桜まつりは25日までとのこと。見頃に間に合うのか一抹の不安もありましたが、翌日の24日に行ってみることにしました。〈散歩日:3月24日〉

安行寒桜(アンギョウカンザクラ)」は、埼玉県川口市安行に存在した本種に命名されたもので、その後増やしつつ「大寒桜」とも呼ばれています。寒緋桜と大島桜の交雑種とされ、ソメイヨシノに先駆けて長期にわたり咲きます。

過去には、川口市安行にある『花と緑の振興センター』で安行寒桜を見ていますが、本種の並木を見るのは初めてのことです。
1. 午前10時頃到着し、並木の西側から東側に向かって進みます。並木は2列に並んでいます。草地が広くゴミゴミした感じがないのが良いです
きれぎれの風彩「安行寒桜の桜並木0324」180325-01

当地の説明板によると、北浅羽桜堤の事業は平成12年度に土地改良区が施工する事業の中で堤防敷分の土地を活用したもので、延長1,200mの桜堤として整備されたもの。安行寒桜(大寒桜)の列植例(並木)は全国的に少ないそうです。

2. 堤の上からの光景です。 どこまで~っと思いました。かなたは秩父連山
3. 所々に並木と並列して黄色のスイセンも植えられています
4. 折り返した東側の近くです。他所では一緒に見られるような菜の花はありません
5. 堤は東側の近くで湾曲していますので、このような光景が見られます
6. 樹形が分かるものも記録しておこうと、1本のみの画です
「2」「3」「4」「5」「6」
「坂戸市北浅羽:安行寒桜並木」

安行寒桜(大寒桜)の花は、一重咲きで5枚の花弁は淡紅色。やや下向きにつき、完全に平開しないのが特徴です。ソメイヨシノに比べると色彩がやや濃いです。

7. 桜の「満開」は8割程度開花した状態のことを言うそうですが、この日は9割以上(ほぼ10割?)のように見えました。花の中心部が赤くなっているのが多く、もう少ししたら散り始めるのかもしれません
きれぎれの風彩「安行寒桜の桜並木0324」180325-07

配布されていたパンフレットによると安行寒桜は約200本あるそうです。樹はそれほど大きくありませんが、植樹から18年ということを考えるとまだ若木といえるのでしょう。この桜まつりも第4回目でした。これからが楽しみな桜並木です。


ところで、初めて行く所なので、ナビで住所を頼りに近くまで行ったところ、駐車場の案内がありました。狭い道を抜けてたどり着いた臨時駐車場は・・・ちょっと狭いです。トイレも仮設のものでしたし、“まつり”の雰囲気がありません。
後から分かったことですが、桜堤の東西に駐車場があり、止めたのは西側ですが。東側が常設トイレもある広い駐車場で、軽トラック市(農産物)の出店もあり人出も多く“まつり”らしい光景でした。

ちなみに、北浅羽桜堤の後、同市内のソメイヨシノの名所に立ち寄りましたが、開花は数輪程度でした。(↓「ソメイヨシノに先駆けて」のエビデンス代わりです)ただ、昨日も今日も暖かく、咲き進んでいるものと思われます。
きれぎれの風彩「坂戸市のソメイヨシノ0324」


| 落葉高木 | 22:01 | comments:10 | trackbacks:0 | TOP↑

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河津桜の経過2018(丸山公園)

前回、前々回と丸山公園での植物を取り上げましたが、ここに行こうと思った最初の目的は、他の方のブログなどを見て「そろそろこちらの方でも河津桜が見頃になっているかも?」と思ってのことでした。しかし・・・。〈散歩日:3月10日、18日〉

■3月10日(土)
近くの駐車場に車をとめます。そこからは花が見えるはずなのですが・・・、花らしきものが見えません。アレっ!?と。近くで見ると、枝に数輪程度。
きれぎれの風彩「丸山公園河津桜0318」180324-1

この時は、単に「まだ早かったか」と思ったのですが、今になって画をみると「咲き始め」とも少し違うような、蕾がほころんでいる感じがないです。

■3月18日(日)
翌週行ってみると、花は咲いていました。しかし、花数は少なく葉も出ています。
きれぎれの風彩「丸山公園河津桜0318」180324-2

蕾はなく、かといって萎れた花もそれほど見当たりません。ひょっとして、この状態が今年のピークなのかもしれません。
2015年の満開状態に比べてはもちろん、少ないと思った昨年よりもさらに花が少ないです。昨年見たニホンミツバチもきてません。

きれぎれの風彩「丸山公園河津桜0318」180324-3

きれぎれの風彩「丸山公園河津桜0318」180324-4

木の下(地面)を見ると花弁はまったく落ちていません。管理している方が掃いた?でも、冬芽はポロポロ落ちています。
植物ですから天候によって花の状態が異なるのは当然にしても、少し心配になる今年の(丸山公園の)河津桜です。

| 落葉高木 | 22:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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